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D&DEPARTMENT TOYAMAさんのギャラリーで、とやまの土人形の企画展をします。展示にあわせて本も作りました。スタートしてちょうど1年。撮影は小野田陽一さん。予算上、てっきりデジタルだと思っていたら、まさかのフィルム撮影。贅沢をさせてもらいました。文章は広瀬徹也さんです。読みやすい文章に仕上げてくださってますが、実際には色々な資料や文献、取材などにより色々、本に書かないでおこうと決めたことも。それらについては、1月20日(土)のトークショーで話しちゃうのか、だまっておくのか。。トークは、19時から1時間ほど。そのあとは広瀬さんディレクションで「うそ替え」をします! 鷽は、今回のためのカラーバージョンで土雛窯さんに製作いただきます。うそ替えした後は、全員にお持ち帰りいただきます。ぜひ、いらしてください。●本の仕様は、ハードカバー、布張り、表紙は箔押しで、スピン付き。企画や撮影、取材もたのしいけど、何より本自体の制作はいちばんわくわくします。基本的な構成、レイアウトは何度もやり直し。装丁まできたときには悩みまくって、なかなか前にすすめなくなるんですが、その、机の上の作業がいちばんわくわくします。YPPの片山さんや現場の方はご苦労もあったかと思いますが。。印刷は、最初のデータづくりから、最後の刷りの立会いまで、熊倉桂三さんにディレクションいただきました。熊倉さんにみてもらえると、仕上がりが格段に素敵になります。それは例え1色刷りでも効果が現れるので、私が最高の仕事をするには、山田写真製版所さんは不可欠となっています。そして、限定100冊のみスピンの色をエメラルドグリーンにしました。通常バージョンは白色。デザイン的な本命は白色ですが、エメラルドグリーンかわいいです。店頭で販売していただきますが、郵送希望の場合、s@stride.me にご連絡ください。送料無料で発送させていただきます。●ギャラリーでは、渡辺信秀さんが制作されたものを何点か展示したいな、と思っています。あと、林ショップの林さんに、オリジナルの土人形をつくってもらいました。まだ型しか拝見していないのですが、型がもう美しくて、さすがだなという感じでした。わたしは最近ブームになっているスワンを作りました。大阪出身のスタッフ柿本がつくったてるてる坊主はガーリーで天才的にかわいいです。富山にきて雨が多いのが印象的で考えたらしいです。いろいろもりだくさんで、まだ伝えたいことはあるのですが、とりあえずは以上で。1月4日、ぜひ富山県民会館のD&DEPARTMENTさんにいらしてください。

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土雛窯さんは、伝承会を出られた数人で活動されている会です。昔ながらの技法、膠(にかわ)で彩色をされているため手間暇がかかり、直射日光で色落ちをしますが、現代の絵の具の仕上がりとは違う、なんとも言えない魅力があります。昔の型を収集・保管し、仲間同士で、活動の在り方について意見をぶつかり合わせるご様子に、土人形への愛を感じます。

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富山県では、富山市民俗民芸村にある伝承会さんと、土雛窯さんが、土人形を作られています。伝承会さんは、富山で最後まで土人形作家さんとして商売を営まれていた渡辺信秀さんの元で学ばれた数人が引き継いで、30〜40人ほどの体制で活動。富山市が活動場所や売り場を提供するなどのバックアップをされていて、気軽に彩色体験もさせてもらえます。

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かつて、土人形が富山県で盛んだったのは、天神様信仰があったからと、ライターの雪朱里さんの卒論で知りました。そういえば、うちの床の間でも天神様を飾ったりしていました。祖母と母が民芸好きで、うちには数々の民芸品がありました。その1つが、渡辺信秀さんの雛人形です。土人形の商いを営む渡辺家の3代目の作です。今は私が譲り受けて飾っています。